短期離職の影響
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新人看護師の退職理由・離職理由


新人看護師の退職理由

退職理由をどう師長に伝えるか考え中の新人看護師

看護師1年目だけど、もう辞めたい・・・。今の病院はもう無理。新人看護師の退職理由、引き止められない離職理由を知りたい。スムーズに今の職場を辞めるには、どうすればいい?

新人看護師が病院を辞める理由

新卒で入職した病院を辞めて違う職場に転職したい。

今の職場は人間関係が悪くてキツイ、ストレスが溜まって仕方ない・・・

プリセプターがいるけれど、ちゃんと指導してもらえない・・・

看護師の仕事、自分には合わないのかもしれない。ミスばかりで辛い

新人看護師でも退職する人は多いです。

病院にもよるかもしれませんが、看護師1年目、同期の3割、4割が退職した・・・というケースもあるでしょう。

離職率は病院の規模が小さいほど高い、と言われますが職場によって固有の事情もありますよね。

半数が辞める職場もあるようです。

私も辞めたい・・・と思っている看護師さんにとって、気になるのは新人看護師の退職理由・離職理由ではと思います。

みんな、なんて言って看護師1年未満なのに辞めているのだろう?

この記事では、新人看護師の退職理由・離職理由に多いものをご紹介しています。

今の職場を辞めたい場合、どのように伝えたらいいのかもご紹介しています。

辞めたい!と考える新卒看護師は多い?

短期離職に悩む看護師

新卒看護師が辞めたい、と考える割合は多いのでしょうか。

一般的には新卒入社した職場を退職する割合は高いと言えます。

例えば、平成29年3月卒業者の状況からは、新規学卒就職者の就職後3年以内の離職率は新規高卒就職者39.5%、新規大卒就職者32.8%であるという厚生労働省の調査結果があります。

参考:厚生労働省 新規学卒就職者の離職状況(平成29年3月卒業者の状況)

それに対して、日本看護協会によると、新人看護師の離職率は8.6%となっています。

正規雇用看護職員では、離職率は11.5%です。

参考:2020年 病院看護実態調査(pdfファイルが開きます)

比較してみると、新社会人の約3人に1人が会社を3年以内に退職しているのに対して、新人看護師は離職率は8.6%ですから、かなり低い割合に感じられます。

新人看護師の離職率が低く抑えられている理由としては、奨学金返済、お礼奉公があると言われます。

なんのしがらみもなく、新卒として就職した病院を辞められる看護師さんは少ないといえるでしょう。

それであっても早期退職をした新人看護師は、どういった退職理由・離職理由で辞めたのでしょうか。

新人看護師の離職・退職理由

辞めるか悩む看護師1年目

新人看護師が病院を辞めたいと考える理由。

それはやはり経験年数が長い看護師とは理由が異なってきます。

どういった退職理由・離職理由が多いのでしょうか。

人間関係

新人看護師の退職理由として多いのは、人間関係です。

人間関係のよい職場で働けると離職率が下がることは知られています。

人間関係が悪く、いじめがあったり、コミュニケーションが希薄であったりした場合、新人看護師の気持ちには「辞めたい」という思いが強くなりやすいようです。

新人看護師は仕事ができません。
不安な中、医療業務でミスをおこさないかと心配になりつつ、毎日業務を必死にこなしています。

そうした日々の中で叱責、責められることが多く、褒められることが無い職場の場合には、人間関係が辛く感じられやすく相談もしにくいため、余計に辞めたいという方へ気持ちが傾きやすいといえます。

プリセプターとの人間関係に悩むケースも多いです。

先輩からのパワハラ、いじめなどは新人看護師が仕事を辞めたいと考える大きな理由となります。

仕事が忙しすぎる

新卒看護師

看護師の仕事は忙しい、特に今の状況下ではいざ働いてみると思っていた以上に激務。

体力的に限界を感じている新人看護師も多いのではないでしょうか。

勤務する職場、診療科にもよっても差があるところですが、急性期、救急外来などは特に忙しいといえそうです。

勤務時間が長く、長時間労働が常態化。
夜勤明けも残業があり疲労がいつも抜けない・・・

日々の業務量が多すぎて、休日になっても仕事のことを考えてゆっくり休むことができない・・・

休日に勉強会の準備をしなくてはならないので、休んだ気がしないなども。

新人看護師ですから、働き始めて半年は有休もつかない職場が多いでしょう。

忙しい仕事であることは想像していたけれど、予想を超える激務に1年目ながら疲れ果ててしまって辞めることを考えている、という新人看護師は多いのではないでしょうか。

インシデントやミスが多く、看護師の仕事が自分に向かないと感じる

新人看護師はどうしても仕事上のミスも多くなりがちです。

仕事が激務で体力的に厳しさを増してくると、インシデントも起こりやすくなります。

時にはミスが命に関わることもあり、責任も重大です。
そうしたプレッシャーを感じてしまい、辞めたい、自分には看護師の仕事は向いていないのではないか、と考えることも。

職場に信頼して相談できる先輩、同僚がいない場合、辞めたい気持ちが強まっていき大きなストレスを抱えて、身体的、精神的に追い詰められてしまうケースもあるようです。

激務に対して給料が安い

給料が安く悩む看護師

仕事量が多いのに給料が安い、となれば仕事へのモチベーションが上がらないのは仕方ないかもしれません。

こんなに頑張っているのに、これしか給与が貰えないの・・・?

看護師の仕事はお金が全てではないとは思うものの、それでもやっぱり、忙しく働いた分だけ給与は欲しい・・・

私の給料、安すぎないかな?看護学校時代の友人は、もっとお給料を貰っているみたい・・・

そう思いながら仕事を続けられる新人看護師も少ないでしょう。

今はネットで調べて看護師の平均年収もすぐに分かる時代です。

給与相場と比較して、安すぎる場合にはその職場で頑張り続けるというモチベーションも維持するのは難しいでしょう。

理想の看護観と今の職場とのズレを感じている場合には、さらに辞めたいという気持ちが強まることも。

精神的に辛い、サポートして貰えない

仕事でミスもある、給料も安いと感じる、いろいろ精神的に辛いと感じながらも看護師の仕事を頑張っているのに、毎日先輩からかけられる言葉と言えば、叱責、怒られるばかり。

全然サポートしてもらえない・・・となれば、看護師の仕事を続けるのが辛くなって当たり前です。

逃げ場のない日々に、人知れず泣いてしまう・・・といった新人看護師の方も多いのではないでしょうか。

精神的に辛いときにサポートしてもらえないのは、やはり辛い状況です。

メンタルに支障が出てしまい、退職に至るケースも珍しくないようです。

まだ仕事の全てが手探り状態の新人看護師時代を乗り切るには、サポートが必要といえるでしょう。

新人看護師が退職するときの退職理由の伝え方

看護師1年目の転職

新人看護師が退職を決断した場合、上司に退職の意思を伝える必要があります。

どういった伝え方をすると良いのでしょうか。

退職するときの退職理由の伝え方のポイントとしては、

  • ・ネガティブな退職理由を言わない
  • ・他責にしない
  • ・ポジティブな退職理由を探す

といったものがあります。

退職の意思を伝えるとき、ネガティブな退職理由を並べ立てるのは、逆効果です。

環境のせい、人間関係のせい、給料が安いせい、など他責にするのもNGです。

ネガティブな退職理由、他責な退職理由で伝えてしまった場合には、引き留めの説得がされやすいのです。

また引き留めの説得をされたときに、反論しにくくなります。

改善案を提示された時、それを一蹴するのは新人看護師の時期には難しいでしょう。

1年未満で看護師を辞める時の退職理由のポイント

看護師になって1年未満、中には1ヵ月、2ヵ月、3ヵ月といった早期の時期に退職を決める新人看護師もいるかもしれません。

退職理由の伝え方でポイントとなることは、先ほどご紹介しました。

さらに補足をすると、退職の引き留めがされにくいように退職理由を伝えることも重要です。

新人看護師が引き留めされにくい退職理由は、

身体的、精神的に辛すぎて限界

でしょう。

他責の退職理由は説得されやすい、ということは先ほど記載しましたが、体力的、メンタル的に限界であることを伝えられた場合には、ちょっと休んで考え直したら?といったことくらいしか言えない上司が多いのではないでしょうか。

「休職しても多分無理です、辛いので辞めさせてください」

ということで辞める意思を通しましょう

退職を引き止められたら新人看護師はどうする?

新人看護師が辞めたいと思いつつ、辞められないことがあります。

それは、引き止められてしまい、退職の意思を押し通すことができない場合です。

退職したい、と言われた上司は基本的には引き止めてきます。

看護師が減るのはいくら戦力にあまりなっていない新人であっても困るものです。

上司は様々な理由で引き止めてくるでしょう。

「人間関係が理由であれば、できるだけ一緒にならないように配慮する」

「異動できるように掛け合う」

「夜勤が辛いのであれば、日勤を優先してシフトするように考慮する」

しかし、本当に辞めたいと思っているのであれば、どんな引き止めの言葉をかけられたとしても、辞めることを押し通すことが大切です。

もう辞めると決めましたし、体力もメンタルも限界で無理です・・・

ということで押し通しましょう。

辞める意思を伝えるときのポイントは、他責にしないことです。

人のせい、環境のせい、仕事のせいにすると上司はその退職理由・離職理由を改善することで引き留めをしようとします。

あなたも改善すると強く言われてしまうと、受け入れざるをえない状況になるかもしれません。

退職したい理由を他責にすると、説得されやすくなるリスクがあります。

新人看護師が今の職場を辞めたい場合、あくまで自分の体力的、精神的な限界であることを理由として押し通すのが良いでしょう。

また辞めることは同僚にも言わない方が良いでしょう。
よほど信頼できる同期などがいても、こうしたことは言わない方が良いことが多いです。

信頼していたのに、裏で言いふらされていた・・・といったことになる可能性は否定できません。

誰の文句も言わず、辞めることは誰にも言わず、退職の意思を貫くことが新人看護師が辞めるためには大切です。

退職準備と同時に転職活動を始めることが大切

看護師転職エージェントの利用

退職を考えたら、次の職場をどうするかも同時に考えることが大切です。

あまりにメンタルが追い込まれているようであれば、

「辞めて少し休みたい・・・その後で、看護師の仕事を続けるか、看護師を辞めるかを考えたい」

と思う人も多いかもしれません。

そこまで身体的、メンタル的に追い詰められていない場合には、できれば在職中に転職先を探すのがやはり良いと思います。

生活していくためにはお金が必要です。

退職すると、当然ですが給与は振り込まれなくなります。

また空白期間が長くなると、転職が難しくなってきます。

新人看護師として1年目で退職する場合何か月で退職するかにもよりますが、経験が浅い上に空白期間が長くなると評価が厳しくなるケースが多くなってしまいます。

経験の浅い第二新卒看護師を積極的に採用している病院は可能性はありますが、そうではない病院の場合には書類選考で落ちる可能性がどうしても多くなります。

転職のことを考えた場合には、できるだけ空白期間は作らずに転職活動を進めることをおすすめします。

経験を積んだ後であれば、多少の空白期間があっても転職しやすくなるのは看護師という職種の特徴ですが、経験の浅い新人看護師の場合には、空白期間は長くしない方が得策といえます。

新人看護師の転職もサポートしてくれる看護師転職エージェント

新人看護師の時期に早期退職をして転職をするケースも少なくありません。

その際、初めての転職となり分からないことも多いと思います。

新人看護師の転職もサポートしてくれる看護師転職エージェントがありますから、利用して相談しながら転職活動をする方法をおすすめします。

転職活動が進まないから、辞められない・・・とならないように。

また転職先が決まれば、どうしても辞めざるを得ない状況になりますから、退職の意思も貫きやすくなるといえます。

多くの転職先候補、病院の求人情報を得て比較をすることが大切です。

多くの看護師求人の中から、辞めたい理由を解決できる職場を見つける必要があります。

看護師の短期離職に関して、次の記事中で新人看護師、第二新卒看護師の転職もサポートしてもらえる転職エージェントをご紹介しています。

マイナビ看護師、看護のお仕事、ナース人材バンクなどをご紹介しています。

合わせて記事も参考にしてみていただければと思います。

看護師専門の転職エージェントには、非公開求人もありますし、経験の浅い看護師を積極的に採用している病院などからの求人もあります。

新人看護師だから無理して働き続けないと・・・といったことはないと思います。

激務、理不尽な上司、職場の人間関係が最悪で辛い・・・など積み重なった職場で無理して働くよりも、研修制度が整っていて看護師として経験をしっかりと積んでいける職場、人間関係が良い職場を探したいという気持ちが強いのであれば、まずは転職活動をしてみることもおすすめです。

それによって、今の職場の良さが見えてくる可能性もあります。

本当に今の職場よりも働きやすそうな病院が見つかり、辞める気持ちが固まる可能性もあります。

ひとつ言えるのは、悩み続けていても辛さが増す一方、ということです。

新人看護師として毎日辛い・・・のであれば、何かしら行動することが大切です。

それによって、少し辛い気持ちが軽減されると思います。




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