保育士1年目 辞めたい
保育士を辞めたい!転職するには
保育士1年目は、特に保育士としての仕事が辛く感じられて「新卒だけど、保育士の仕事辞めたい・・・」と思う人が多いかもしれません。
新卒でいきなり辞めたいなんていけないこと、保育園で誰にも相談出来ずに一人で悩んで思い詰めている1年目の保育士さんも多いのではないでしょうか。
保育士になる夢を叶えて働きはじめたけれど・・・理想と現実のギャップの大きさに悩むことは多いですよね。
結論からいうと、保育士1年目で辞めて転職することは問題ありません。
ただし、辞めたい思う理由によっては辞めずにもう少し頑張って方が良いこともあります。
早く辞めて、もっと働きやすく経験が積める保育園に転職した方が良いケースもあります。
保育士1年目で辞めた方が良いケース、新卒保育士が転職に成功するための方法についてご紹介します。
Contents
保育士の退職理由
保育士1年目は特に大変かもしれません。。
どんな仕事でも1年目は覚えることも多く、仕事に慣れず何をするにも時間がかかり、判断ができないために迷ってばかり。
保育でも失敗が多かったり、動けない・・・
「1年目からいきなり担任になったけど、どうしたら良いの?」
と悩むことも多いかもしれません。
保育士1年目で辞めたくなる理由として多いものには、次のようなものがありますが、あなたの辞めたい理由もどれかに当てはまっているのではないでしょうか?
職場の人間関係が酷い
保育士は女性が多い仕事。
人間関係が良い保育園ももちろんありますが、何かしら人間関係に問題のある保育園も多いでしょう。
働き始めて1週間、1ヶ月・・・と時間が過ぎるとともに見えてくる園の人間関係。
パワハラ、新人いじめ、といったように直接的に精神的にダメージを受けてしまうケースもあるかもしれません。
またそうしたケースではなくても、女性特有の人間関係の複雑さ、新人だからなかなか意見を言えずに我慢して溜め込んでしまい、大きなストレスを抱えてしまう・・・
人間関係はどんな仕事でも、退職理由の上位にランキングされます。
人間関係で悩んでしまうと、辞めたいという気持ちに繋がりやすいです。
仕事量の多さに限界を感じてしまう
保育士の仕事量はとにかく多い、と以前から言われています。
今も同様でしょう。
子供たちが寝てから、自宅に仕事を持ち帰ってからではなければ出来ない仕事が多すぎます。
保育園のイベント・行事があれば、休日出勤もして準備にあたることも多いです。
平日の疲れが休日に取れず、疲れた気持ちも身体もリフレッシュすることが出来ません。
そうした毎日が続けば、精神的に追い込まれてしまいます。
結果として、保育士の仕事を辞めたい・・・と考えてしまうケースは多いです。
激務なのに給料が安すぎるから保育士を辞めたい
保育士の給料は安い、ということは以前から言われています。
仕事量の多さに対して給料が安すぎる、となれば保育士の仕事が本当に好きであっても・・・仕事を続けるのは厳しい、と考える人は多いでしょう。
私立保育園で働く20代の保育士の平均年収は約300万円。
30代で約370万円。
といった平均年収となります。
保育士として働く地域、保育園によって給料には差があります。
ですから、平均年収よりも低い給料となっている保育士さんも多いはずです。
毎日忙しい、持ち帰り仕事も多い、休日出勤もある、それでいて手取りが少なく、毎月の生活がギリギリ・・・といった日々が続けば、
「なんでこんなに低い給料でこんなに頑張っているんだろう・・・?なんで保育士の仕事をしているんだろう?」
と思い詰めてしまうかもしれません。
保護者対応に悩んでしまう
保護者対応も、保育士の大切な仕事です。
でも、保育士1年目、まだまだ保護者対応に慣れない身としては、子供の状況を伝えるのがストレスで仕方ない・・・
子供同士のケンカ、ケガの経緯の伝え方に失敗してトラウマになってしまって・・・
という方もいるかもしれません。
言い方一つでクレームになることもあります。
新卒保育士にとって保護者対応は大きなストレスになることも多いといえます。
保育方針に納得できない
保育園によって保育方針が違います。
保育士1年目、現場のことがまだ何も分かっていないから、何も言わずに先輩保育師のやり方を真似してきたけれど・・・おかしいと思う、といったことが増えてくると、理想と現実のギャップに大きく悩んでしまいます。
園の保育方針や実践方法が理想と全然違う場合、ギャップの大きさから辞めたい気持ちが強まるケースはあるでしょう。
保育士1年目、早期退職する前に
保育士の離職率は約10%、10人に1人は辞めると言われていますが、保育園によってはそれ以上に高い離職率となっているかもしれません
一年中、保育士募集を行っている園を見たことがある・・・という保育士さんもいるのではと思います。
離職率が非常に高い園の場合には、そうしたケースもあります。
非公開求人にして出していないケースもあるかもしれません。
保育士1年目は何かと辞めたいと思うことも多い時期といえます。
辞めたい・・・と考える時。
自分が今、保育園を辞めたいと考えている理由が、今後改善される可能性があるかどうかを考えることも大切です。
仕事に慣れてくれば解決できる可能性があるかもしれない、といった場合には、転職せずに同じ保育園で頑張った方がキャリアとしても良いものになることが多いです。
しかし、残業の多さ、持ち帰り仕事の多さなど忙し過ぎることによって体調を崩してしまっていたり、精神的に不調が起きている場合。
職場でイジメ、パワハラが日常的に起こっている、といった場合には早期退職した方が良い場合もあります。
保育士1年目であっても、早期離職した方が良いのかどうかは見極めることが必要です。
保育士を辞めても転職は可能です
「新卒保育士だから頑張ってきたけど、もう限界。辞めたいけれど・・・1年目だと転職先ってそう簡単に見つからないのでは?」
と思ってしまい限界を超えて頑張ってしまうダウンする・・・といったことは避けなければならいと思います。
実際、辞めても仕方無いケースはあります。
保育士はとにかく人手不足の状況が続いています。
保育士不足によって、上限まで子供たちを受け入れられていない保育施設も多数現れています。
新卒保育士、第二新卒保育士の採用に力を入れている保育園も多いんです。
離職率を下げるために、教育体制やサポートの仕方を見直している園もあります。
保育士1年目、転職するからには次の職場は働きやすいところが良い、という気持ちが強いと思います。
早期退職するとデメリットも確かにありますが、それ以上に働き続けることで追い詰められる可能性がある場合には、転職も積極的に考えた方が良いといえそうです。
少なくとも、職場の人間関係が良い場合には相談されるのが大切です。
今の保育園は辞めたい、でも保育士の仕事は続けたい場合
「保育士1年目で働き始めた園だけれど、ここはもう無理、辞めたい。でも、保育士の仕事は続けたい・・・」
といった場合は、もっと良い労働環境の保育園を探してみてください。
保育園は本当に園長や経営者、そこで働く保育士の考え方などによって環境が変わります。
あなたに合った、働きやすい保育園があるはずです。
転職先を探してみたい、どんな求人があるかを聞いてみたいといった場合、保育士を専門とする転職エージェントを利用する方法が良いでしょう。
保育士に特化した転職エージェントなら事情を理解して貰いやすいですし、これまでにも保育士1年目の転職支援をした経験があるコンサルタントにあたるかもしれません。
など、保育士さんへのサポートが手厚い転職エージェントの利用をおすすめします。
保育士を辞めるタイミング
保育士が辞めやすいタイミングがあります。
保育士として働いていて辛い場合、途中で辞めたい・・・と思い悩むことも多いとは思います。
しかし、円満退職を目指すのでしたら辞めやすいタイミングで退職手続きを進めるのが良いでしょう。
保育士が辞めやすいタイミング、それは年度末です。
多くの保育園は年度末である3月までを区切りにしていますし、年度の途中で退職するのは子供たちへの影響も考えると避けた方が良い、といえます。
特に担任を持っている場合には、年度の途中で辞めるのは非常に難しいです。
そのため、退職の意思を告げたとしても、なかなか認めて貰えないでしょう。
保育士が最も退職しやすいのは年度末となります。
編成を考えるといった園の事情も考慮して、2,3ヶ月前には退職の意思を伝えるうと、スムーズに退職手続きが進みやすいといえます。
あまり急に退職について言うと、年度末であっても円満退職が難しくなる可能性があります。
ただ、体調がとても悪い場合など、無理して働き続けるとさらにマズイ状況になりそうな場合には、正直に伝えて早期退職を認めて貰うほうが良いでしょう。
かかりつけ医に診断書を貰うといった方法もあります。
保育士辞める、転職についてのまとめ
たとえば保育士1年目でも退職して転職することは可能です。
早期退職して転職する場合、一番注意したいのは、
「早期退職を繰り返してしまわないこと」
です。
一度退職、転職すると心理的にまた踏み出しやすくなりますから、同じような辛い場面に当たると、転職しようかな・・・と考えやすくなる傾向はあります。
転職しやすい保育士ですが、早期退職が繰り返されると、やはり転職はどんどん難しくなってしまいます。
次の転職先選びには慎重になり、辞めたい理由が解消されて長く働けることがとても大切になります。
保育士1年目の転職を成功させるには、情報収集がとても重要です。
もし、転職が現実的に一番良い方法、ということであれば、保育園の内部情報を持っている保育士転職エージェントを活用して、情報収集をされることをオススメします。